あれ?超撥水コーティングが水を弾かない・・・
本日は、「撥水コーティングしたのに水が弾かない」というお問い合わせをいただいた話です。
先日、当店新登場の超撥水コーティング施工をさせていただいたお客様よりお電話をいただきました。
「助手席のドアだけ水が弾かないんだけど・・・。」
実は、カーゴシゴシ開業9年、過去に1度だけ、撥水コーティング施工で1パネル飛ばして施工してしまい、ドア1枚コーティングしてない状態で撥水せず再施工させていただいたことがありました。
今回お客様からお電話いただき、あの時のことを思い出しドキッとしました。
しかし、よくよく考えてみるとこの、カーゴシゴシ新登場の超撥水コーティングは2層構造になっているため必ず1パネル2回施工します。
2回施工し忘れるなんて考えられません。ましてや過去の失敗から、今どこを施工したかとチェックしながら施工しておりますのでコーティングの塗布忘れは考えられません。
そんなことを考えているとき、ふとコーティング施工時のことを思い出しました。
そういえば、コーティング施工時に助手席に3カ所小さいへこみを発見しお客様にご報告いたしました。
「コーティング施工後に販売店に聞いてみるよ」
とのことで、おそらく直すとしても小さな凹みなのでデントリペアでしょう。ということで助手席にも超撥水コーティング施工しました。
お客様にデントリペアしたという報告を受け、カーゴシゴシから修理業者へ一度連絡することにしました。
すると、デントリペア後に仕上げで助手席ドアを1枚磨きました。との事。
前回もお話しさせていただいたのですが、コーティング、その中でもボディに施すガラスコーティングは一般的に硬い皮膜を作り頑丈だという認識があります。
しかし、いくら硬い・丈夫といってもポリッシャーで磨いてしまえばコーティング膜は剥がれてしまいます。
ポリッシャーで磨くと、
このような傷も、
このようにきれいに除去することができます。
逆を言えば、これだけの研磨力があるのでコーティング膜も剥がれてしまいます。
ということで、お客様にも納得していただき助手席ドアのコーティング再施工させていただきました。
施工直後に水をかけるわけにもいきませんので施工後写真はありませんが・・・。
しかし、今回の件は修理業者が悪いわけではありません。
業者様と電話でお話ししている際も「新車なので仕上げに艶出そうと思ってドア1枚磨きました。」と話しており、業者様もオーナー様に喜んでもらおうと思ってやったんだなぁと。
私が、「コーティング施工車です」とか「磨かないでください」と注意書きでも置いておけば、お客様も修理業者も嫌な気持ちにならなくて済んだのになぁ。と大反省です。
今回お伝えしたいこと。
コーティング施工していても強く磨いたり擦ったりすると、コーティング皮膜が剥がれる可能性があります。(全てのコーティング剤が、ということではありません。剥がれにくいコーティングもあれば何でも削り取ってしまうようなポリッシャーもありますので。)
取れない汚れがある!
ちょっと擦った傷を手磨きで消そう!
もしかすると、それでせっかく施工してあるコーティングが剥がれてしまうかもしれません。
そうなる前に、まずはお近くのコーティングor車磨き専門店に相談してみましょう。